走り回った長男、先生に止められて一言。
長男は発達障害のため週3回デイサービスを利用してます。
どうしても成長がでこぼこのため、普通の生活や保育では体験できにくいところをサポートして経験を積み、成長を促してくれてます。
実際のところ長男はデイサービスに通うまで、本当におとなしく自己主張の少ない子でした。
一人で車を並べて、一人でひたすら車を手で押して走らせて…それで一日過ごせるぐらい一人遊びばかりの子で、周りの子とのかかわりが薄い子でした。
最近になってようやくちょこっと保育園での出来事や、デイサービスの出来事を家で話すようになりましたが、ちょっとまえまで返答にオウム返しする状態でした。
「保育園楽しかった?」→「楽しかった」→「何が楽しかったの」→「楽しかったの」
さらに、上のようなオウム返しみたいなやり取りならまだいいほうでした。
答えが返ってこないことのほうが圧倒的でした。
「保育園楽しかった?」→「今ね、救急車が通ったの。それでねぇ~●×▲**~(以下聞き取れない長男語が永遠に続く)」
上のような人の話を聞いていないで自分の興味のあることしかしゃべらないというのが多かったです。
その長男ですが、今運動系と音楽&ダンス系のデイサービスの2か所を利用していて、活発に動き回ることの楽しさを覚えたようで、よく走り回るようになりました。
楽しくなると走り出しちゃうようになりました。
一見悪いことのようですが、体を動かす楽しさを分かったのはよかったなぁと思ってます。ずっと寝そべって車で遊んでいるような子だったので^^;
発達障害の子は体幹が弱い子も多いそうで、走り回るとよく転ぶ子も多いそうです。実際うちの子もよく転んでいる姿を見ましたが、最近転ぶ姿が減ったように思えます。
あとは場の雰囲気と集中力がつけばいいんですけどね。そこは徐々にね。
さて、ある日デイサービスにて楽しくなりすぎた長男はまた走り回り始めたらしく、すごい勢いで弾丸のようにデイサービス内を駆け巡ったようで、危険と判断した先生が体を張って止めてくれたそうで。
(先生、その節は本当にご迷惑おかけしました。そしてありがとうございます)
息を切らしながら言った長男の一言・・・
それが…
「先生~。とめてくれてありがとぉ~」
だそうです。
楽しすぎて自分でもコントロールが効かなくなっちゃっていたみたいで、止めてくれた先生にお礼を言ったそうです。
なんだか、我が子らしいなぁ~。
と、迷惑をかけてしまって申し訳なかったんですが、ちょっとほっこりしました。
癇癪起こして止められて怒り散らすようなタイプの子ではないので、本当にマイペースな長男らしいさにあふれてました。
自分で感情をコントロールし、場の雰囲気に合わせられる練習は大切だけど、そのお礼を言える気持ちは大切にもっていてほしいなぁと感じる瞬間でした。