長男の発達障害が確定するまで④~デイサービスというところに通う意味は~
長男が発達障害であることが確定されるまでその④となっております。
③はこちら↓
エピソード7:児童デイサービス選び
はじめデイサービスときくと高齢者しか思い浮かばなかったのですが、市内をよく見ると児童デイがものすごい数あることに気づきました。
自宅から近いデイだけでももう目移りするレベルです。
さて、分厚い冊子を渡されて、何を基準で選べばいいかなどのアドバイスもなく。
未就学児対応のところで探すとだけのアドバイスしかもらってません。
ネットで検索もしてみたけど果たして正解かどうかは謎。
う~ん。
あっちこっちで固まっちゃう長男を見て、最初からあまりがっつりでがちがちな療養型にいって続けられるだろうか?と不安に思いました。
楽しいだろうと連れて行った子供のレジャー的な施設でも戸惑い固まる長男。
親が半分無理やり引きづるように連れて行ってようやく遊び始めて、楽しくなったころにはいつも帰るころ。そして帰るときは帰らないと駄々こねる。
保育園は今のところ行ってくれてはいるけどたまに玄関でしゃがみ込むこともあり。楽しいことばかりじゃないんだろうなぁという印象。
長男の好きなこと、得意なことをしてまず友達を作るところから始めてほしいな
保育園に行ってもずっと一人で遊んでいるんじゃないかと心配していて。
これから次々と目まぐるしく場所が人が変わっていく子供時代。
私はあまり友達を作ることができなくて、クラスで孤立したことも多かった。
人との距離の測り方は難しくて、どうしても私は今でも一線を引いてしまい、人との付き合いは浅い。
長男には友達がたくさんとは言わずとも仲の良い子ができるようになってほしい。
トミカばかり走らせているけど。
運動すること、体を動かすことは実は結構好きで。
散歩となると親の手を振り払い、抱っこも嫌がりほぼ最後まで歩き切る根性と体力も持っている。
歌も実は好き。TVで歌のコーナーをじっと見ていて、「パプリカ」が流れると一緒になって歌って踊り始める。
歌は言葉を覚えるきっかけになるだろう。
そして体の発達と心の発達は連動しているという説をどこかできいた。
そして送迎してくれて、営業時間が長いデイサービスを選ぼう。
理由はこれだけここまで来るのに時間がかかったのはきっと同じような子たちが多いからと考えた。
ならばいいところは競争率が高いだろうし、時間短いところは埋まっている可能性もある。
そうして絞ってまず2件に連絡してみることにしました。
両方とも運動系ですが
1つ目は体操系
2つ目はリトミックス中心
*リトミックスについてはこちら↓
どうしても家だとトミカを片手に遊んでしまい、TVにかじりつきがちな長男の体をしっかりと動かしてもらえそう。
私は運動音痴なので運動は全く教えられる気がしないですしね。
まずは断られる覚悟で電話をしたら、なんと1つ目のところはうちの子のために枠を広げてまで受け入れてくれると言ってくれました><。
2つ目のところもなんと、ちょうど1か所目のところとぶつからない曜日が開いていると!
え、なに。運命ですか?どっきんしちゃいますわ。
見学に行き、ちょっぴり固まる長男でしたが、終盤はすごく楽しそうに過ごしていて、この2か所なら長男を安心して預けられそうということで、わりとすんなりとデイサービスは決まり、長男の週3回デイサービスライフが始まりました。
そして、それから現在のかけて…
長男は目覚ましく影響を受けて成長を始めてます。
「デイサービス面白かった?今日何したの?」→「楽しかったー」
これが今までのオウム返しです。
それが徐々に…
「平均台たのしかったー」
「今日は~って歌うたったんだよ?」
連絡ノートに書いてある歌を「どんな歌?」ときくと歌って披露してくれる時もありました。
あいかわらず、言葉の最後のほうが聞き取れない長男語がでるものの、とてもよくしゃべるようになりました。
一方ですごく自己主張をするようになり、癇癪がひどくなった部分もあります。
しかし、今まで感情をあまり出せず固まってきた長男でしたので、よい傾向とも言えます。親としてどうかと思うのですが、すごく…「めんどくさいやつ」と我が子ながら思うこともありますけどね。
主治医の先生がおっしゃるには
「障害があるから本来受けるべき刺激がどうしてもこだわりとかで制限かかってしまい、成長を妨げてしまう。それを補ってくれるのがデイサービスです」
とのこと。
実際、うちの長男は楽しく通えて、そしていい刺激を受けて只今急成長中です。
課題も多いですが、前に着実に進んでいます。
知人の友人には
「デイサービスに通っているとか恥ずかしい」
とおっしゃる方もいらっしゃるようですが
我が家は本人も楽しく通えて、成長にもつながり、費用も安価でありがたいことです。
3歳ということもあり無償化の対象だそうで、我が家はおやつと教材費で月額600~800円ほどの負担で済んでます。
習い事に通わすようなそんな気持ちでいたりもします。
長男に習い事させたかったけど、いままでの状態では難しかったですし、ありがたいことです。
主治医の先生はこうもおっしゃってました。
「早くに刺激を受けたほうが早くに成長できる可能性がある」
遅れているのに追いつくのは早いほうが距離が短いですしね。
グレーゾーンの子はけっこういるもので、保育園にデイサービスに通っているけど大丈夫?と問い合わせると案外
「以前通っていることがいた」
「今現在も何人か通っている」
と返答くれることが多かったです。
今、発達障害を指摘される子が多いそうです。
実際、旦那は「俺は今の世の中ならきっと発達障害に分類されていたと思う」といい、私も実は発達障害なのではないのかと今も自身のことを疑ってます。
実は平均値を出すことってすごく難しいことなんだと思います。
だからどうしても日本の教育は「みんないっしょ」が好きなので平均値にこだわるところがあって、ちょっと規格から外れただけ。
なのかもしれません。
サービスを活用しながら、みんなに追いつけるならそれでいいと思うのです。
もしかしたらある時おいこしちゃうかもしれませんよ(笑
子供の成長は早い。
親として100%じゃないけど可能な限り選択肢の幅を広げて選ばせてあげたい。
そう思いながら長男そして次男の成長を見守ってます。
とりあえず現在行われている療育までの流れはここでいったん一区切りとなります。
長文・拙い文章をここまで読んでくださった方ありがとうございます。
また明日からは進展があるまで子供たちの成長をつづっていこうと思います。